「住宅ローン、結局どれを選べばいいんだろう」。
家づくりで一番大きな金額の決断、それは土地でも建物でもなく住宅ローンです。3,000万円を35年で借りた場合、金利が0.3%違うだけで総返済額は約180万円変わります。1.0%違うと約650万円。家のグレードを1ランク上げる以上の差です。
この記事では、関西で実際に住宅ローンを組んだ経験から、金利タイプの選び方・銀行の選び方・諸費用の落とし穴を体験ベースで解説します。
この記事で分かること
- 変動金利と固定金利、結局どっちが得か
- 関西で人気の銀行とそれぞれの特徴
- 諸費用の相場と「思ったより高い」理由
- 借入額の安全ラインの考え方
前提|住宅ローンは「金利」「期間」「団信」で決まる
住宅ローンの返済額を決めるのは、次の3要素です。
- 金利:変動・固定(10年・35年)の選択
- 期間:返済期間(最長35年が主流、近年40年も登場)
- 団信:団体信用生命保険(金利上乗せでがん・三大疾病保障)
意外と見落とされがちなのが団信。一般団信は無料ですが、がん団信や三大疾病特約をつけると 金利が0.1〜0.3%上乗せ されます。35年で見ると数十万〜百万円の差になります。
変動 vs 固定|2026年現在の正しい考え方
変動金利のメリット
- 金利が圧倒的に低い(2026年4月時点で 0.3〜0.5% が主流)
- 短期で繰上返済する人には有利
- 月々の返済負担が軽い
変動金利のデメリット
- 将来の金利上昇リスクを借り手が負う
- 5年ルール・125%ルールはあるが、未払い利息の繰越リスクあり
- 金利が上がると「家を売っても返せない」事態も
固定金利のメリット
- 35年間返済額が変わらない安心感
- ライフプランが立てやすい
- 金利上昇局面では有利
固定金利のデメリット
- 金利が変動より高い(1.5〜2.0% 前後)
- 月々の負担が重い
- 繰上返済しても変動ほど効かない
私の実感
2026年時点では、「変動70%・固定30%」のミックス借入が現実解です。完全変動はリスクが大きすぎ、完全固定は今の金利水準だと割高に感じる方が多い。
ただし、「金利上昇が怖くて夜眠れない」タイプの方は、固定100%でも全く問題ありません。精神的安定もコストです。
関西で人気の銀行5選
実勢として、関西の家づくりでよく選ばれるのは以下です。各社特徴があります。
1. 住信SBIネット銀行
- 変動金利が業界最安級
- ネット銀行なので店舗訪問不要
- 一般団信に全疾病保障付き
- 審査がやや厳しめ
2. auじぶん銀行
- 変動金利最安水準(KDDI・三菱UFJ系の信頼)
- がん50%保障団信が無料
- ネット完結型
3. 三井住友銀行
- 大手の安心感
- 関西で支店多数
- 営業担当が伴走してくれる
- 金利はネット銀行より高め
4. 京都中央信用金庫
- 関西の地域金融機関
- 関西エリアでの土地評価が手堅い
- 変動0.6〜0.8%程度
5. フラット35(住宅金融支援機構)
- 35年完全固定
- 自営業者・転職直後でも審査が通りやすい
- 物件の品質基準を満たす必要あり
諸費用の相場|「思ったより高い」内訳
ローン以外にも、契約時には100〜200万円の諸費用がかかります。
| 費用 | 目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ローン保証料 | 0〜70万円 | 銀行による(ネット銀行は無料が多い) |
| ローン事務手数料 | 借入額の2.2% | ネット銀行に多い |
| 団信保険料 | 一般は無料 | 特約付きは金利上乗せ |
| 印紙代 | 2〜6万円 | 契約書・領収書 |
| 登記費用 | 30〜50万円 | 司法書士報酬+登録免許税 |
| 火災保険 | 10〜30万円 | 5年一括 |
3,000万円借入なら、諸費用合計で約100〜200万円。これを別途用意する必要があります。
借入額の安全ライン
「いくら借りても銀行が貸してくれるならOK」ではありません。返せる範囲かどうかが重要です。
年収倍率の目安
- 5倍まで:かなり安全
- 6倍:標準
- 7倍:上限気味
- 8倍以上:かなりリスク
返済比率の目安
(年収に対する年間返済額の割合)
- 20%未満:余裕あり
- 25%:標準
- 30%:上限
- 35%:高リスク
私自身、ローン審査時にFPと相談して 年収倍率6.5倍・返済比率24% で組みました。住んでみると「もう0.5倍少なくしておけば良かった」と思う場面もあります。ローンは少なめに組むほうが、後で余裕が生まれるのは間違いありません。
銀行選びの打ち合わせで聞くべき質問
工務店経由で銀行を紹介されることが多いですが、自分でも比較するのが鉄則です。
- 「変動金利、現時点の優遇後で何%ですか?」
- 「事務手数料・保証料の合計はいくら?」
- 「団信の特約はどんな選択肢があり、金利上乗せは何%?」
- 「保証会社利用時の保証料は前払い・金利上乗せどっち?」
- 「繰上返済の手数料はかかりますか?」
→ 3行は比較してください。1行だけだと、その銀行が高い可能性に気づけません。
まとめ|住宅ローンは「家のグレード以上」の差を生む
- 金利0.3%差で総返済額180万円変わる
- 2026年時点は「変動メイン+固定一部のミックス」が現実解
- 関西なら住信SBI・auじぶん・京都中央信金・フラット35が人気
- 諸費用は別途100〜200万円必要
- 年収倍率6倍・返済比率25%以下が安全ライン
- 必ず3行以上比較する
家づくりの予算を考える時、建物のグレードや坪単価ばかり議論しがちですが、住宅ローンの金利1つで、それ以上の差が出ます。打ち合わせの2割は、ローンの議論に時間を使っていいと思います。
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※金利・諸費用は2026年4月時点の目安です。実際の金利・条件は各金融機関に直接ご確認ください。
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